2016ディスコグラフィ

足りなかったのは玩具。ただのクラシック盤だ。採用。
TVアニメ『ワールドトリガー』オリジナル・サウンドトラック

TVアニメ『ワールドトリガー』オリジナル・サウンドトラック

押しも押されもせぬ2016年の雄。
RAIMEI(初回生産限定盤)(DVD付)

RAIMEI(初回生産限定盤)(DVD付)

(アニメじゃない)
「91Days」オリジナル・サウンドトラック

「91Days」オリジナル・サウンドトラック

キューブリックとかアルドリッチとか。そういう原風景の割りには優しい。
赤髪の白雪姫 Original Soundtrack 音楽:大島ミチル

赤髪の白雪姫 Original Soundtrack 音楽:大島ミチル

PUNCH☆MIND☆HAPPINESS CDのみ

PUNCH☆MIND☆HAPPINESS CDのみ

Starry Wish

Starry Wish

らーらーらーららーららー
キミだけのボクでいるから

キミだけのボクでいるから

羨望、偏執、依存、嗜虐、そして愛ですよ愛。ラヴ。明智くぅん、
History Maker

History Maker

そーれ凱歌を揚げろ。勝利は我の手に。
鼓動*アンビシャス

鼓動*アンビシャス

どうしても企画屋のオッさん達が前景化してしまいます。次次。出来の良い青春小説のようなスメル。男の子ってばかだなー(褒
Brand New Dreamer

Brand New Dreamer

殿堂入り。WowWow
SHOW BY ROCK!!BEST Vol.1(DVD付)

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SHOW BY ROCK!!BEST Vol.2(DVD付)

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夜は眠れるかい? 【通常盤】

夜は眠れるかい? 【通常盤】

破綻を来す直前のモヤモヤを解消する。ガス抜き。
TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』挿入歌シングル1「ハルコレ」

TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』挿入歌シングル1「ハルコレ」

TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』OP/ED主題歌「スタートライン!/episode Solo」

TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』OP/ED主題歌「スタートライン!/episode Solo」

もはや説明不要。下りてくるヒロイズム。Wizフォロワーのアニメとか結構あったけど、こっちはゲームサイクルそのものの翻案を試みた感じ。象徴的ですねえ。
Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

一分一秒君と僕の(期間生産限定アニメ盤)

一分一秒君と僕の(期間生産限定アニメ盤)

同じく象徴的な2016年のリードチューン。隣接するメディアを全て駆動させたアンセムだからえらいハイコン。うん。おしまい。

君の前前前世から僕は




シンゴジが取り扱わなかった邦画文化の一面を分掌した作品、という声を見てげに恐ろしきは東宝の販売戦略か、などと邪推してみたり。新海誠の作品で複カプがポコポコ成立してるのも珍しいよね。秒5で今カノに対し「僕達の距離は1センチだって縮まってなかったよね」なんてメールやり取りする内容じゃねーだろ的なドン引きスレスレの自嘲ナルシズムを開陳していた彼は何処へ行ったのだろうかと怪訝になるくらいアウトラインは爽やか。この出会いを祝福する彗星であって欲しい、罹災後の世界をやり直したい、という稚気がフィルムの骨子で、従来言われているような童貞マインドやNTR趣味は遠景に後退していて刺身のつま状態。自己憐憫、離別の受容、倦怠と沈滞などなどの表象に支えられていた世界観を更新したと言えるんだけどこれを飛躍と呼ぶか堕落と呼ぶかはだいぶモメそう。星を追う子どもを見るに、今更セカイ系とか言及しても意味ないだろうし。


君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)



30代40代ヘテロ男性の赤裸々な欲望を謳っていたキャリアから一転して大衆的な企画を立ち上げ見事成功に至ったということは、ある特定の商業作品群から帰納した物語とそのコンテクストを共有したんでしょう。世界を祝福する力としての出会い、世界を肯定する力としての出会い。見る者聞く者を魅了するホニャララ彗星(忘れた)の輝きは、圧倒的な大質量による破壊と散華を湛えるものではなく、むしろそういったカタストロフを発生させまいとする少年少女らの不退転の決意を祝福するものであり、リアリズムへの干渉を試み、小規模な奇跡を遂行しようとする彼らに向けられた最大級の賛辞といってもいい。劇中歌もだいたいいっしょでつまりは青春のアンセム。なんだ、思い出を美しい姿のまま温存しておきたいという幼稚な夢想じゃないかと貶す声もあるかもしれないけどこの世界観だとその幼稚な夢想を阻害する因子は存在しない。既知の現実としての別れ(≒罹災)を過剰な自己愛で彩り、それを受容した先に垣間見える大人の世界を信奉していた人々を一掃するように、この作品は奇跡の遂行によって子供が大人という世界/身分を獲得して物語を紡いでいる。まぁつまり新海誠は不可逆性に即してストーリーを整序していたけど今作は真逆のことやっててこれが大人になるということなのかしらん(何


楽曲の持つイマージュを可視化したような映像美で駆動するマルティメディア的作劇は以前から相変わらず同じだけどその潮目をズラしてネット発のポップカルチャー辺りを射程に入れた商業展開よねこれ。ねらわれた学園とかここさけとかハニワとかとか。性的写実にしても乳揉みコメディリリーフとか、中学生滝くんとの身長差にドギマギ(クリティカルヒット)とか、以前なら絶対やらなかったでしょ。大昔の初恋の人を電車から一瞥しただけで絶頂するよーな監督がよくここまで脱臭したものかと感心するし、靴職人(!)→トラットリアでバイトというデチューンも私は評価するw これら隣接した諸文化との近接性の関係はあんま具体的に語られることはなかったけど、人口に膾炙する映像メディアを志向すると横断的な移動は避けられないんだなぁと。あるいは日本ファルコムの映像作家が回帰的に若者文化を強化した? 配給会社や広告代理店、在京キー局の陰謀論を唱えてもいい。もともと文学性とか批評性を持ち合わせていなかったとは思うけど、この変節に何らかのポーズを応えなきゃならないのは個人的にタルいね。心理的慰撫デートムービーにオタク大激怒という貧乏臭い構図を言い立てるのも中々つらいものがある。

亜人、火星人、現代人



少し前のトゥギャりにモンハンで何でモンスターを倒すのか分からないというモノがあって、なるほどグリムガルの高二病自己啓発はここに由来するのだなと合点が行きました。ところで、家庭や学校、市当局など所属する組織内での無用な摩擦は回避に努めよ、という現代社会から個人に要請されるアプローチが「周囲への無関心を隠さない優等生」という反動形成を示し、一度死ぬことで現代社会との別離を果たして亜人ワッショイ、これまで見過ごされてきた無価値で、醜悪な、劣等的である命を残らず濯いでやるぜ。という強者礼賛のストーリーが亜人なワケですよ。一種黙示的文学と言える亜人達の破壊衝動の余波を受け、道を踏み外す現代人を死へ導く亜人ピカレスク的ロマン(原作のクズモブ登場率すごい)。そういった自らの欲望に開けっぴろげな作品群を中二病とするなら、グリムガルの場合、「俺TUEEEEとか破壊衝動とかの非理に対する改悛の姿勢にこそ道徳や健全の典型を見出すことができる。よき読者たれると確信する。その瞬間、我々は直情的にシコってる低次的でアホな読者よりも高次的な存在であると錯覚し、ひとえに安心するのだ(シコシコ……」といった規範オナニーの高二病であり、これが物語を支配するドグマじゃないですかね。わざわざWizフォロワーの箱庭世界を用意して一般に雑魚キャラで通っているゴブリンをこれでもかと相対化して斃して、ザンコクーをヒロイズムの供物にしていただろう、という非難めいた写実主義的テーゼが飛んでくるけど、どっちにしろイカ臭い物語には変わりない。無双という一つの方法論に「裏側」の想像力を求めるというコインの裏表であり、ゲームスタート時に難易度設定をイージーにしたかハードにしたかという違いでしかなく、等価等質に願望充足のカリカチュアでしかない。(これを「無人島研修」と端的に総括してた人を見つけてまじでわらった









もうちょい紙幅を埋めますか。侵襲型BMI阿頼耶識、少年兵、労働搾取、文盲、欠食児童。とまぁうず高く積み上げられた戦争リアリズムの諸設定をまとめて回収するスペースヤクザ! やったねスペースヤクザ! というプロットが姿を現した辺りからもう駄目じゃないのと諦めを誘う鉄血孤児ですが、立身出世譚の切れ端を窺わせる娯楽作品のラインならこんなもんだろうと言われれば納得はできる。ただしそれなら上2作の方がずっとマシ。


擬似家族的な共同体を形成して宇宙を漂う子供達、という世界設定のロマンに対してのアンサーがやたら安っぽくて、戦闘を通して魂だの生まれ変わりだのフィーチャーしてhデブリと自由市民との間に横たわるより大きな格差、遠景としての社会構造を予告しておいてそれを「おばさん」と「ガキ」に回収したりするのw 物語上鉄華団の同輩に当たる、海賊の隷属下にある子供達やスペースコロニーの人足が世界観の悪意によって死んでいって、そのイベントの度に「ぼくたちは革命の旗手を擁する鉄華団! 強く正しく美しい騎士!」と特権性を誇示したりするのw なんか知らない間にヤクザは騎士という栄光に昇華してるのww つまり鉄華団の特権性を確認する為に毎度毎度大量死が運び込まれているんだけど、その図式の原因を「そこかしこで悪意が囁かれる革命されるべき世界」にすり替えて、娯楽作品的な善悪のグラデーションで塗り潰した物語(語り部は姫)を置いていき、次の舞台へハイジャンプ。というのを順よく繰り返してて、珍走団のメンタリティを感じなくもない。まぁ明らかにヒロイズムの着地点を見誤ってて、世界の最底辺から這い出た少年に宿る力・狂気・悲劇etcをうまく繋ぎ止められず全部スペースヤクザに接続してゴリ押しでいいじゃん的な、大して気持ち良くないパッチワーク。いやしかしそのまま鉄華団が空中分解すればあるいは。4クールあるのでいつでも手の平を返せるようにしておきます。ゥオオオルフェーーーンズ。CD買いました。